平成26年8月京都地方税機構議会8月臨時会が開催されました。
今回の臨時会は先日8月9日の定例会が台風11号により流会となり
本日改めての臨時会開催となりました。
会場は京都府庁議会棟3階「大会議室」で、午後1時30分からの開催です。
TS3S0817
定例会に先立ち、全員協議会が午後1時から同じ会場で開かれました。
全員協議会の議題は、
  1.8月臨時会の運営について
  2.広域連合長提出議案について
以上の議題で会議は進められ、臨時会の打合せが行われました。

休息後、臨時会が始まりました。
議事日程(第1号)としては、

日程第1:諸報告
   第2:議席指定の件
   第3:会議録署名議員指名の件
   第4:会期決定の件
   第5:第3号議案(副広域連合長の選任)を上程
   第6:第1号議案及び第2号議案
   第7:一般質問
   第8:第1号議案及び第2号議案(質疑・討論・採決)
  
日程第1の諸報告は、議員の移動が8名あった報告と例月出納検査の
結果報告(H26、1月から6月執行分)及び出席要求理事者の報告がありました。

日程第2は移動議員の議席指定があり、

日程第3では2名の議員が署名議員として指名されました。

日程第4の会期は、本日1日間の会期となりました。

日程第5については、第3号議案が上程され副広域連合長の選任同意があり
      山内修一副広域連合長が全員賛成で再任されました。

日程第6については第1号議案及び第2号議案を一括議題として広域連合長より
      提案説明がありました。
  第1号議案は「平成25年度京都地方税機構一般会計歳入歳出決算を認定する件」
  第2号議案は「差押債権取立請求事件に係る訴えの提起の件」
議案第1号は、平成25年度京都地方税機構一般会計決算の説明があり
  歳入は22億6512万円で、歳入は各構成団体からの負担金収入が99.2%です。
  久御山町は1856万7千円の負担でした。
  歳出は22億5910万円で主なものは、派遣職員人件費17億1709万円、
  事務経費等5億4200万円うちシステム関連経費に2億2046万円の構成です。
  派遣職員人件費が前年度に比べ9040万円の減となっており、これは人員数と
  自治体職員給与の減によるものです。
議案第2号は、個人府・市町村税等の徴収のために差し押さえられた不当利得
  変換請求権の取立てに関して京都簡易裁判所に訴えを提起された件です。
以上の議案第1号、第2号の2件についての質疑・討議・採決は一般質問が終了後に
行われました。

日程第7の一般質問には、4名の議員が通告により質問をされました。
  質問者は、与謝野町の今田博文議員、京都府の加味根史朗議員、
  向日市の北林重雄議員、宇治市の山崎恭一議員です。
  
日程第8については、日程第6で説明されました第1号議案、第2号議案の
  質疑・討論・採決が行われました。
  質疑はなく討論となり反対討論、賛成討論がそれぞれにありました。
  反対討論は北林重雄議員がされ、賛成討論は私、島宏樹が登壇しました。
  採決の結果、第1号議案は賛成多数で認定され、第2号議案は全員賛成で
  可決されました。

京都地方税機構の取組みは、平成22年度から本格的な滞納整理業務が始められ、
平成25年度の収納率は45.7%と前年度より2.5ポイント向上し、未納額は大幅な
減少となっています。
また、法人課税の共同化も2年を経過し、増収効果が表れてきています。
徴収実績では
平成25年度に構成団体から250億2600万円の移管を受け、その内114億4800万円を
収納し、収納率は45.7%です。
平成25年度の移管額は現年課税108億8300万円、滞納繰越141億4300万円です。
構成団体の決算見込みは、徴収率が平成25年度で96.7%と共同化前の平成21年度と
比較すると1.0ポイント上昇し、構成団体市町村の徴収率は95.5%となり、2.3ポイント
上昇しています。
確実に共同化による収納率の改善は図られておりますが、過度の差し押えや
調査の方法、そして今後の課税の共同化についての課題もあります。
今後ともしっかりと税機構の運営について確認をしてゆきたいと思います。