私の所属しています会派「くみやまみらい」のメンバーで会派視察研修に
行きました。
今回は神奈川県藤沢市と静岡県沼津市を訪問しました。
藤沢市では平成23年5月にパナソニック工場跡地の19.3haに、
パナソニック㈱等と提携し、「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」を
マスコミに共同記者発表されました。
その年の11月に、久御山町議会総務事業常任委員会の視察研修で訪問し、
私も参加しました。
その後事業が進み、どのようにまちづくりをされたのかをぜひとも知りたく、
会派でお伺いさせて頂き、視察研修を致しました。
⇐藤沢市役所
まず、新築された藤沢市役所7階会議室で、企画制作部の渡辺部長から
ご挨拶いただき、企画政策課の古川課長補佐と山木様から
「Fujisawaサスティナブル・スマートタウンの取組について」の研修を
して頂きました。

「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」は、民間企業と協働し、
公民連携による「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」技術を活用した、
日本で初めての環境創造都市です。
CO2を70%削減するため、街全体が太陽光パネルや蓄電池を備えた
エコアイデア住宅のみです。
計画では、一戸建住宅600戸、中高層住宅400戸、合計1000戸で
3000人の人口予定です。
平成26年3月に一部街びらきがあり第1期120世帯の入居開始。
同年10月から第2期販売開始され、11月にグランドオープンされ、
平成29年9月現在約449世帯が入居されています。
まちづくり方針の概要は、以下の通りです。
1.まちづくり方針の目的と役割
パナソニックと協議と合意のうえ、方針策定、構想実現に向けた
事業の推進を図り、基本的な指針から具体的な都市計画案の策定に
結びつける。
2.土地利用の方針
土地利用は4つのエリアに分け、周辺環境との調和に配慮した市街地を
形成。
第1種住居地域の用途を踏まえ、中小規模商業施設については、生活
サービスを目的とし、大型ショッピングモール等の立地は位置づけない。
児童生徒の発生で一時的な教育施設への公共投資を生じないよう、
居住形態児童生徒の発生シミュレーションを行う。
3.公民連携によるまちづくりのルール化
都市計画等による位置づけを明確に定め、地域住民に対する配慮、
地域経済に対する配慮に努める。
4.タウンマネジメントの仕組みづくり
①省エネ・創エネ、畜エネによるCO2削減システムの管理の仕組み
②サスティナブル・スマートタウンを発信する仕組み
③カーシェアリング、バイクシェアリングなど環境負荷低減システムの
維持管理
④快適な環境を維持・保全する仕組み
などの永続的なタウンマネジメントの仕組みについて、事業者があり方を
検討し、藤沢市は開発区域外との連携等、広域展開の協力を行う。
会派からの質問は、
1.居住者の年代別割合は。
多い年代は、①0歳台、②30歳台、③40歳台、50歳台、10歳代の順で、
若い世代が多くなっています。
2.小学校は。
学校は近隣の小学校に振分け、地域内に建設予定はない。
3.次世代型の自治会については
パナソニックがタウンマネジメント会社を設立し、永続的な運営管理を
されています。(管理費は一世帯12,000円/月額)
尚、自治会は1つ。
4.戸建住宅の販売価格帯は。
5000万~6000万円(敷地120~130㎡で4LDK)
5.購入者の地域割合は。
半分が藤沢市内、半分が市外(横浜市が多い)
所得の高い層が多い。
6.税収面の検証は。
税収面についてはまだ確認はできていない。
7.課題は、
戸建は予定通りであるが、中高層住宅が東京オリンピックの影響で
資材が不足し高騰しているため建築が遅れている。
そのためスマートタウンの最終完成がずれ込む見込みとの事でした。
その他、活発な質問をさせて頂きましが、すべて丁寧にお答えいただき、
約2時間の研修を終えました。

研修後、議場を見学させていただき、実際の藤沢SSTを現地視察しました。

現地視察


現地はゆったりとした街で、無電柱化され、電灯はすべてLED、
防犯カメラの設置、コミュニティ施設やカーシェアーや自転車のシェアー、
ガーデンパス、コミュニティソーラー、開放的で死角のないセキュリティを
実現されておりました。
以上で1日目の研修を終えました。
2日目は沼津市が実施されている「ぬまJobフェア」についての視察を
しました。
会場は沼津市駅前のプラザヴェルデ1階コンベンションホールです。

会場では、沼津市産業振興部商工振興課柴田課長、望月課長補佐、
㈱サン・プランナー田中執行役員と面談させていただき、「ぬまJobフェア」に
ついてお話を聞かせて戴きました。

「ぬまJobフェア」は沼津市が主催され、民間会社に企画・運営を任され
1年に1回実施されています。
企業とのマッチングのため、この時期を選ばれました。
沼津市内には約1万社の企業があり、今回の参加企業は27社。
訪問した時で約120名が来場されているとの事でした。
今年が3年目で、就職活動の支援と企業のサポートを目的に沼津市が
マッチング事業として主催されています。
実績は徐々に出始めているとの事でした。
お話の後、会場を見学させていただきました。
実際の会場を見ることにより、企画や運営の方法がよくわかりました。
久御山町でもクロスピアにおいて、企業とのマッチング支援が始まっており
大変参考となりました。
以上二日間の会派視察を終え、10日に帰京しました。
行きました。
今回は神奈川県藤沢市と静岡県沼津市を訪問しました。
藤沢市では平成23年5月にパナソニック工場跡地の19.3haに、
パナソニック㈱等と提携し、「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」を
マスコミに共同記者発表されました。
その年の11月に、久御山町議会総務事業常任委員会の視察研修で訪問し、
私も参加しました。
その後事業が進み、どのようにまちづくりをされたのかをぜひとも知りたく、
会派でお伺いさせて頂き、視察研修を致しました。

まず、新築された藤沢市役所7階会議室で、企画制作部の渡辺部長から
ご挨拶いただき、企画政策課の古川課長補佐と山木様から
「Fujisawaサスティナブル・スマートタウンの取組について」の研修を
して頂きました。


「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」は、民間企業と協働し、
公民連携による「省エネ」「創エネ」「蓄エネ」技術を活用した、
日本で初めての環境創造都市です。
CO2を70%削減するため、街全体が太陽光パネルや蓄電池を備えた
エコアイデア住宅のみです。
計画では、一戸建住宅600戸、中高層住宅400戸、合計1000戸で
3000人の人口予定です。
平成26年3月に一部街びらきがあり第1期120世帯の入居開始。
同年10月から第2期販売開始され、11月にグランドオープンされ、
平成29年9月現在約449世帯が入居されています。
まちづくり方針の概要は、以下の通りです。
1.まちづくり方針の目的と役割
パナソニックと協議と合意のうえ、方針策定、構想実現に向けた
事業の推進を図り、基本的な指針から具体的な都市計画案の策定に
結びつける。
2.土地利用の方針
土地利用は4つのエリアに分け、周辺環境との調和に配慮した市街地を
形成。
第1種住居地域の用途を踏まえ、中小規模商業施設については、生活
サービスを目的とし、大型ショッピングモール等の立地は位置づけない。
児童生徒の発生で一時的な教育施設への公共投資を生じないよう、
居住形態児童生徒の発生シミュレーションを行う。
3.公民連携によるまちづくりのルール化
都市計画等による位置づけを明確に定め、地域住民に対する配慮、
地域経済に対する配慮に努める。
4.タウンマネジメントの仕組みづくり
①省エネ・創エネ、畜エネによるCO2削減システムの管理の仕組み
②サスティナブル・スマートタウンを発信する仕組み
③カーシェアリング、バイクシェアリングなど環境負荷低減システムの
維持管理
④快適な環境を維持・保全する仕組み
などの永続的なタウンマネジメントの仕組みについて、事業者があり方を
検討し、藤沢市は開発区域外との連携等、広域展開の協力を行う。
会派からの質問は、
1.居住者の年代別割合は。
多い年代は、①0歳台、②30歳台、③40歳台、50歳台、10歳代の順で、
若い世代が多くなっています。
2.小学校は。
学校は近隣の小学校に振分け、地域内に建設予定はない。
3.次世代型の自治会については
パナソニックがタウンマネジメント会社を設立し、永続的な運営管理を
されています。(管理費は一世帯12,000円/月額)
尚、自治会は1つ。
4.戸建住宅の販売価格帯は。
5000万~6000万円(敷地120~130㎡で4LDK)
5.購入者の地域割合は。
半分が藤沢市内、半分が市外(横浜市が多い)
所得の高い層が多い。
6.税収面の検証は。
税収面についてはまだ確認はできていない。
7.課題は、
戸建は予定通りであるが、中高層住宅が東京オリンピックの影響で
資材が不足し高騰しているため建築が遅れている。
そのためスマートタウンの最終完成がずれ込む見込みとの事でした。
その他、活発な質問をさせて頂きましが、すべて丁寧にお答えいただき、
約2時間の研修を終えました。


研修後、議場を見学させていただき、実際の藤沢SSTを現地視察しました。


現地視察




現地はゆったりとした街で、無電柱化され、電灯はすべてLED、
防犯カメラの設置、コミュニティ施設やカーシェアーや自転車のシェアー、
ガーデンパス、コミュニティソーラー、開放的で死角のないセキュリティを
実現されておりました。
以上で1日目の研修を終えました。
2日目は沼津市が実施されている「ぬまJobフェア」についての視察を
しました。
会場は沼津市駅前のプラザヴェルデ1階コンベンションホールです。

会場では、沼津市産業振興部商工振興課柴田課長、望月課長補佐、
㈱サン・プランナー田中執行役員と面談させていただき、「ぬまJobフェア」に
ついてお話を聞かせて戴きました。


「ぬまJobフェア」は沼津市が主催され、民間会社に企画・運営を任され
1年に1回実施されています。
企業とのマッチングのため、この時期を選ばれました。
沼津市内には約1万社の企業があり、今回の参加企業は27社。
訪問した時で約120名が来場されているとの事でした。
今年が3年目で、就職活動の支援と企業のサポートを目的に沼津市が
マッチング事業として主催されています。
実績は徐々に出始めているとの事でした。
お話の後、会場を見学させていただきました。
実際の会場を見ることにより、企画や運営の方法がよくわかりました。
久御山町でもクロスピアにおいて、企業とのマッチング支援が始まっており
大変参考となりました。
以上二日間の会派視察を終え、10日に帰京しました。